誠の桜に止まる蝶~番外編~
「ったくあいつらどこに行ったんだ?」

土方は一人で2人を探していた。

「副長。お話が。」

「おお、山崎か。」

「例の書類ができました。」

「おお。そうかどこに書類があるんだ?」

「部屋にあります。」

「よしっ。取りに行くか。」

そう言って二人で山崎の部屋に歩き出す。

部屋を開けると机の上に豊玉発句集があった。

「山崎・・・てめえもか。」

「は?いや、わいはしらん・・・」

おもわず関西弁に戻ってしまう。

「問答無用だああああ!!!」

「ええええええ?」

切ない犠牲者が陰で増えていた。
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