誠の桜に止まる蝶~番外編~
「問答無用だああ!!!」

「きゃああああああ!!!!」

土方さん、じゃなくて女王様がものすごいスピードで走ってくる。

お、恐ろしい!!!

私は一生懸命走って逃げる。

「も、もうだめ・・・」

そう思った瞬間体ががくんとなる。

「わっ!!!」

私は勢いよく跳ね起きる。

「ここ、屯所?」

あたりを見回すと屯所だった。

「いまの、夢・・・・?」

夢じゃないほうがおかしいのか・・・・

私は夢であることにほっとした。

「おーい蝶いるか?」

がらっと土方さんが入ってくる。

「ぶっ!!!」

私はおもわず夢を思い出して噴出してしまった。

「てめえ、人の顔見て噴き出すとはいい度胸だな。」

「や、土方さんこれは・・・」

「説教だああああああああ!!」

「きゃあああああああああ!!!」

どうやら、追いかけられるのだけは正夢だったらしい。
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