誠の桜に止まる蝶~番外編~
それは突然だった。

私は隊士たちに稽古をつけていた。

すると玄関からざわざわと声が聞こえる。

「なんだろ?」

平助君が不思議そうにつぶやく。

「わかんない・・・」

なぜか、胸騒ぎがした。

私はその胸騒ぎをなんとか抑えようとする。

すると誰かがどたばたと走ってくる。

「っおい!!蝶いねえか?」

珍しく土方さんが慌てていた。

「うるさいですよ土方さん。私ならここにいますけど?」

「てめえっ!じゃなくて、総司と一が大けがをしたんだ!!今すぐ来てくれ!!」

「えっ?」

がたっ

私は驚きのあまり竹刀を落す。

「うそ・・・」

「本当だ!きてくれ!!」

「はいっ!!」

私は土方さんと走り出す。
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