龍神
「…ほこり」
「え?」
「髪に付いてた」
「あっ、ありがとう」
「ううん、でも晃と雄馬は返してもらうね」
「はい!!」
雨葉は晃と雄馬を連れて戻ってきた
そして、二人を座らせると再び葉月たちのところに戻っていく
「刹那、行こう」
「えぇー」
「刹那」
「えぇー、っておわぁ!?」
雨葉は刹那の首根っこを掴み引きずってくる
「このままか、自分で歩くかどっちがいい?」
「歩く!!歩きたい!!」
雨葉は刹那を立たせる
刹那はちゃんと戻ってきた
「雨葉怖い」
「…」
刹那のその一言にシュンとしながらもう一度向こうに歩いていった