愛を教えてくれた人


…――――――――――。


「私は…あいつを恨んだ。お葬式にも来なかったあいつを…許せなかった…」

「…」

「けど…ある日突然、誤ってきた。土下座までしたから…許しちゃった…けどそこから、恐怖、痛み、熱さ、身体を知ったの…毎日毎日辛かった。けどっ…うっ…お母さんもっ…頑張ってたからっ…私もっ…頑張ろうと思った…っふぇっ…」


「…」


「でもっ…もう、限界だった…だから、死のうとした…お母さん、が、1人だからっ…けどっ…ランが止めたからっ!!死ねなかったっ!!ランが止めなかったらっ今頃死んでたのにっ!!」



違う…違うっ…違うっ!!
ランが悪いんじゃない…
なのに…ランを責めてしまった






弱い私が悪いんだ







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