琥珀色の誘惑 ―王国編―
クアルン王国では、
『女性は外出時、肌の大部分を隠す』
『男の家族と一緒でなければ外出は出来ない』
『旅行・就職・結婚など父親の許可がいる』
そんな法律の他に
『女性は車を運転してはいけない』
というものがあった。
舞は走り出してすぐ、追っ手がいないことに気付くと路肩に車を停めた。
ところが、舞が運転席から降り立った瞬間、周囲から悲鳴に近い声が上がる。
(なっ、何で? なんか変?)
一瞬、訳がわからない。
でもよく考えると……舞の顔はフルオープンだった。とはいえ、隠す物など手近にはない。
女性は顔を背け、舞とは目を合わせようともしない。
男性は憤懣やるかたない顔をするか、ジロジロ覗き込むか、揶揄するように口笛を吹いた。
舞は慌てて車内に戻り、警察官が来てくれることを願っていた。そして、おそらくは市民の通報であろう。しばらくして、警察官らしき人物が駆け寄って来た時、舞は目を疑った。
『女性は外出時、肌の大部分を隠す』
『男の家族と一緒でなければ外出は出来ない』
『旅行・就職・結婚など父親の許可がいる』
そんな法律の他に
『女性は車を運転してはいけない』
というものがあった。
舞は走り出してすぐ、追っ手がいないことに気付くと路肩に車を停めた。
ところが、舞が運転席から降り立った瞬間、周囲から悲鳴に近い声が上がる。
(なっ、何で? なんか変?)
一瞬、訳がわからない。
でもよく考えると……舞の顔はフルオープンだった。とはいえ、隠す物など手近にはない。
女性は顔を背け、舞とは目を合わせようともしない。
男性は憤懣やるかたない顔をするか、ジロジロ覗き込むか、揶揄するように口笛を吹いた。
舞は慌てて車内に戻り、警察官が来てくれることを願っていた。そして、おそらくは市民の通報であろう。しばらくして、警察官らしき人物が駆け寄って来た時、舞は目を疑った。