こちらミクモ探偵事務所4

「秋元冬也……って!」

「やっぱり知ってるのか……」

なぜか残念そうにため息をつく冬也。
羽兎はベッドから飛び降り、ツカツカと冬也に歩み寄った。

「知ってて何か文句ある?
と言うか、何で私の名前知ってるの?」

あの時、羽兎は名前を呼ばれて振り向いた。
そこには冬也が立っており、三雲探偵事務所の場所を聞かれた。
どうせ自分も行くからついてくるといい、と言うことで前を向いた。

そこからの記憶がない。

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