こちらミクモ探偵事務所4



「友理奈さんですか?不思議な人でしたよ」

頬にちょこんと手を当て、考え始める三津子。
恵一は手帳を取り出し、ペンを構えた。

「占いの館にいるのに、占いしないんですもん」

「なるほど……」

「あ、でもあの人、予言的なものが当たるんですよ」

現実味のない話。
そろそろ頭を慣らした方がいいのかもしれない。

紘哉はこめかみを押さえた。

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