こちらミクモ探偵事務所4

「どう?すごいでしょ!」

自信満々な様子で腰に手を当てる少女。
彼女の両腕についている腕輪がシャランと鳴る。

そんな彼女を見て、紘哉は言い放った。

「……頭大丈夫か?」

「なっ!酷くない!?」

「酷いも何も、いきなりそんな事言う方がおかしいだろ」

「そうかな?普通じゃない?」

「お前の頭は中学二年か」

「そこまで退化してないし!」

少女はもう一度机を叩いた。

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