こちらミクモ探偵事務所4

「叔父の葬式に来た秋元冬也。
今でもあの顔はちゃんと覚えている」

「偽物ってことも考えられるんじゃない?」

焔美が口を挟む。
彼は首を横に振った。

「この間の電話の声と同じだったから間違いないと思う」

「そっかぁ」

また部屋がシンとなる。
そんな中、霞が深いため息をついた。

「僕的には嫌なんスけど……今回は紘哉サンに協力しますよ」

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