こちらミクモ探偵事務所4

「そっかぁ……じゃあ、悪いニュースから」

「うん」

覚悟を決め、彼の顔をじっと見る。
冬也は困ったように笑った。

「どうやらオレ、天気予報見間違えててさ……皆既月食、今晩から明日にかけてだって」

「はい?……ってことは!」

「うん。キミには今日中に死んでもらう」

「……!」

思考が一気に停止する。

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