こちらミクモ探偵事務所4
「その大切な羽兎さんが、大変なことになってるんだろ?一人じゃ何もできないって」
「……」
「もっと俺を頼れよ。何の為に九年間もお前の友達やってると思ってるんだよ」
「……悪いな」
訪れる沈黙。
しかし、不思議と気まずいものではなかった。
やがて恵一は咳払いをすると、軌道修正しようと試みた。
「分かってくれればいいんだ。話を元に戻そう」
「……あぁ」
頷く紘哉はいつもと違い、どこか情けなく感じた。
彼なりに色々と考えや、思っていることがあるのだろう。