こちらミクモ探偵事務所4

くたびれたスーツに薄いコート。
少しツンツンした頭。
特徴的なたれ目。
紘哉より少し広い肩幅。

この見た目と言動から、年相応に見られたことがない。


「……これも聞き込みで得た情報なんだよな」

恵一は頭を掻きながら苦笑いをする。
そして、紘哉の手をガシッと掴んだ。

「と言うことで、取り敢えず署まで来てもらおうか」

「……は?」

< 26 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop