こちらミクモ探偵事務所4

水差しの隣にメモ帳が置いてある。
私はそれを手元に引き寄せ、今思っていることを詩に書いた。

月明かりで手元が微かに見える。
少し暗いが、ここで電気をつけたら隣の人に迷惑が掛かる。

そんな事を考えていると、急に部屋のドアが開いた。

どうやら鍵を閉め忘れたらしい。
私は慌てて振り向いた。

「あなたは……誰?」

暗くてよく見えない。
私は恐る恐る問い掛けた。

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