こちらミクモ探偵事務所4

「ヒロくん?」

部屋にいた全員の声が重なる。
みんな一斉に紘哉の方を向いた。

みんなを代表して霞が紘哉に尋ねる。

「ヒロくんって……知り合いなんスか?」

「いや、全く知らない」

シラを切る紘哉。
すると、横から彼女が口を挟んできた。

「何言ってるの?私とヒロくんの仲じゃない」

「誤解されるような言い方はやめてくれ」

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