こちらミクモ探偵事務所4

「そのようだな……」

返事をしつつ、窓辺に近寄る紘哉。
そこで、彼は一つの紙切れを見つけた。

水色のメモ帳に青いペンで書かれた文字。

「なに?それ」

羽兎が近寄り、紙を覗き込む。
彼は持っていた紙を羽兎に渡した。

「どうやら、何かの詩のようだ」

「詩?」

不思議そうに首を傾げる羽兎。
彼女は紙に目線を落とした。

< 59 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop