こちらミクモ探偵事務所4

話が変な方向へそれてきている。
嫌な予感が紘哉の体を通り過ぎる。

「だからさ、ここに紘哉さんの血も混ぜてみない?」

「断る」

「えー、拒否権なし」

「傷害罪になるぞ」

「うー……」

羽兎は残念そうに、出しかけた文具ハサミをポケットの中にしまった。

相変わらず、血を見ると変な方向に興奮する性格は直っていないようだ。

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