こちらミクモ探偵事務所4
「――声掛けても、揺すっても起きないんです」
塔の中の部屋。
先ほどの事件現場と似ているが、こちらの方が全体的に豪華な造りになっている。
泣きそうな顔で状況を話す三津子。
皆の視線は、一つの方向へ向いていた。
天蓋付きのベッドに横たわる一人の女性。
雪のように白い肌。
黒檀のような黒い髪。
そして、血のように真っ赤な唇。
「……本当に眠り姫みたいだね」
羽兎が呆気にとられながら呟く。