☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「ユリ………どうした?」
こっちに近づいてくる熊谷。
手にはまだご飯が載っているお盆を持っていた。
「だいじょ………ウッ……………」
もう吐くものはないのに、吐き気は止まらない。
「く……まがい………ご飯……近づけないで………オェ……………」
熊谷は理解してくれたのか、離れてどこかに行った。
結局見られちゃった……………
「ユリ………」
そう言って、今度はお盆を持っていない熊谷が近づいてきた。
そして、メイドさんみたいに背中を摩ってくれた。
徐々に楽になっていく。
「あ、りがと…………」
わたしは洗面台から離れ、ベッドに座った。
「飯、食べれないのか?」
「うん………
匂い嗅いだだけで………気持ち悪くなるから………」