あたしだけを愛して



教室に着いたときにいきなり
大きな声を出すからクラスの
視線が俺らに向いた。



次の瞬間、クラスの女子が
俺たちを囲んでいた。


「恭哉くん、拓真くん、おはよお♪」


…またかよ。


嫌がる俺をよそに拓真は
女子と話し始める。


「ねえねえ、何話してたの~??」

「結城芽衣ってもしかして、結城亜衣ちゃんの妹の話??」


ってゆーか、そんなに有名
なのかよ。



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