世界の終わりに隣に君がいてくれたらそれだけでいい…
あとがき② 12.2.21
 ジョン・レノンのLOVEって曲・・・。

 あたしにとって、思い出の曲なんです・・・。

 あたしとレイが海辺を歩いてた時、流れてた曲で・・・。

 海辺に、停まってた車の中から聞こえてきた曲です。

 レイとよく歩いた海辺・・・。

 ちょっぴり曇り空の日に歩いた海辺・・・。

 ジョン・レノンの歌声がなんだか不思議とマッチしてたように思います・・・。

 この曲をどこかで聞くことがあると、あたしはレイのまだ大人になりきれない無邪気な笑顔とか急に黙り混んでうつ向いたまま物思いにふけってたあの子の表情とかを思い出します・・・。

 レイは今、どうしてるんだろう・・・。

 元気ならいいなあ・・・。

 誰かを愛したり、誰かと笑ったり、誰かをいとおしく思ったりしてるんだろうか・・・。

 あたしに見せてくれたあの笑顔が・・・、今でも凄く懐かしく思う時もあるけど、もうお互いに違う道を歩き出したあたしとレイは、2度と会うことはない・・・。

 いつか偶然・・・、どこかで会うことになったら・・・。

 ちょっぴり大人になったレイに戸惑うあたしがいるのかもしれない・・・。

 あたしの記憶は、15歳のレイのまま、止まっているのだから・・・。
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