砂時計

*砂時計




――あれから一年


あの後弘樹は晴れて退院し

リハビリを続けた結果

無事に引退試合を迎えられた。



またたくまに季節は夏から秋を迎え

学校内はすっかり進路モードだ。


「あっと言う間にもう高校も卒業だ。

みんなもちろん進路は決まっているだろうな!?

おい。神崎、お前の進路はなんだ。」

クラス中の視線が私に向けられる。


「わたしは・・・」




< 234 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop