片思い失恋
うちの学校の陸上部は本当に人気が無いらしく部員が数名しかいない。



私は書道室からグランドを眺めるのが大好きで毎日色んな部を見ていた。


ラグビー部が一生懸命練習している最中、その横で肩身が狭そうに陸上部が練習している。



私は吉川里奈
17歳一応女子高生

「速いなー。あれ誰?いつもぶっちぎりよねー。」

「あーあれ林君」

これは書道部部長のあや

「へー林君ねー何年?」

「いや、里奈一緒のクラスよ?」

「え?見たこと無いよ?」

「……どんだけクラスメイトに興味ないとさ」

「んー全くない(^-^)」

「いやもう7月よ?」

「え?そうだねー」

「え?じゃねぇよ(笑)クラスメイトの名前と顔覚えようか」

「よし!林君!覚えた!」

「林君だけかよ」

「林君以外興味ない」

「おっ?里奈が興味持つとか林君すげぇ」

「んーでも顔が見えんなー。」

「あ、顔知らない感じですか?」

「えぇまぁ」

「私同じ中学だよ、ほらプリ」

「へー可愛いな」

「え…」

「え?可愛いよね」

「里奈の趣味おかしいよね」

「ひでぇ。うーん林君ね。興味沸いてきました!」

「え、なに?恋ばな?」

これは1番仲良しのえり。
普段からいつも一緒にいる。
えりは本当に美人でモテる

「違うよ里奈の趣味が変って話」

「あーそれは知ってる」

「えりまで…。ひでぇ」


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