お医者さん嫌いなのに・・・

修学旅行

修学旅行まであと1ヶ月になった。
修学旅行は沖縄、さすがに11月だから泳げないだろうけど、とっても楽しみにしてたんだけど、学校から何人か呼ばれて、修学旅行に向けて、事前に健康診断して、薬とかいろいろ病院で書いてもらうように・・・っていう、お手紙をもらったんだ・・・。家に帰って、お姉ちゃんに言ったら、じゃあ、すぐ予約しなさいって・・・。しょうがないから、慶太に電話したら、今日、これからうちに来てくれるって・・・。

お姉ちゃんはご飯の用意している間、私が潤の子守りをしてたら、修先生と慶太が一緒に帰ってきた。「おかりなさい。潤ちゃん、パパと慶太が来たよ。良かったね。」
「ただいま。」って修先生。
「こんにちは、お邪魔します。」って慶太がいった。
「いらっしゃい。ようこそ?」
「じゃあ、美奈、早速だけど、お便り見せて?」
「うん。じゃあ、潤ちゃんはパパに抱っこね。」って潤を修先生に渡して、手紙を持ってきた。
「これなんだけど・・・」
「うん。・・・聴診したらいいくらいだね。特に病院じゃなくてもできるものばかりだね。今から診察して、書いちゃおう。病院の印は明日、押してもらってくるよ。」
「あぁ、いやだなぁ・・・」
「そんなこと言わない。ちょっともしもしするだけだよ。痛くないからね。じゃあ、ゆっくり息して・・・はい、いいよ。背中ね・・・吸って・・・吐いて・・・はい、いいよ。大丈夫。。ノド見るから、口開けて・・・はい、いいよ。」って言って、書類にどんどん、書き込んでいった。
「薬は、旅行中も忘れずに飲んで。一応、もしも発作がおこった時のための薬も処方するから持って行ってね。じゃあ、これで、明日には病院の印鑑もらってくるから、明後日、学校に持って行ったら大丈夫だね。」
「慶太、ありがとう。沖縄のお土産たのしみにしててね。」
< 78 / 142 >

この作品をシェア

pagetop