年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~






「風。あの時よりもずっと冷たいね」



そう照れながら過去の話をし始めた。




「そうですね・・。あの時は俺、七海先輩を振り向かせたくて必死だった」




「あの頃は、強引過ぎてた」





少し膨れた私を見て綾斗は笑った。




「でも、それでよかったんじゃないかなぁって思ったりします。だって、実際今こうやって俺の後ろに七海先輩がいるわけだから」





嬉しそうな顔で言う綾斗は可愛い。





「私もそれでよかった。それから、自分の気持ちを信じてよかった」




あらためて振り返れば、何やってたんだろう。とか
あの時どうしてとか、あの時なんでとか。

そんなことを思うことは多い。


でも結果。私達はこうして2人でいる。




それを人は「運命」と呼ぶかもしれない。


この結果は決まっていたこと。
定められていたこと。




でもそれは少し間違っている。





私達が出会わなかったら、綾斗と話すこともなかっただろうし。

あの時、綾斗が私をナンパから助けてくれなかったら今頃私は・・・。




そう考えていくと、最終的に

私達は間違ってなかったって思える。








そうでしょ?



綾斗。






「先輩が考えてること。俺も考えてました」





「・・へ?」





「フフ・・。今考えてたことですよ。それ、俺も同じです」




「え・・・・。なんで?なんで言ってないのに伝わったの?」




「繋がってるから。・・ですかね」




「・・・じゃあ。今何考えてたか言ってみて」




「・・・・いいんですか?」



「うん」




「・・・・キスして欲しいんでしょ?」














< 119 / 135 >

この作品をシェア

pagetop