枯れた恋の花が咲いたとき
第六章 宝物

夏休み





「帰りたくないな〜」



「もう遅いし体に良くないよ!」



「わかりましたよ〜」

「夏休み、いっぱい会えるじゃん

あ、でも練習と試合が……」


「甲子園行ったら、応援に行くからね!」



「おう、またな!」



季節はいつの間にか夏になっていた。

時は何事もなかったかのように過ぎていく………




カタンッ

「ハナ、帰ってるの?」



バタッ!


「ハナ!?」





< 12 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop