シークレットな極上LOVE
「ひどいでしょ?ねえ、ユウくん、そう思わない?」
一週間前から、“行きつけ”にしたバーで、あたしはこの店のオーナー、ユウくんに愚痴をこぼしていた。
ユウくんは、肩に届きそうなサラサラな茶色の髪が印象的で、キレイな顔立ちのイケメンくん。
どちらかというと、中性的な雰囲気で、あたしは一目で気に入ってしまった。
確か、26歳だったと思う。
見た目は年齢以上に若く、性格は年齢以上に大人ぽい。
「由依奈ちゃん、もうおしまい。今夜は飲み過ぎだよ?」
飲みかけのカクテルを取り上げられて、あたしは思わず手を伸ばした。
「それ、ユウくんが特別に作ってくれたやつじゃん。イヤ!飲む」