俺様彼氏とあたしの未来。
最高の未来
【亜香里】



目を覚ますと、裸の蓮司があたしの身体をすっぽり包んでる。



蓮司の温もりを朝から味わったあたしは、そっとベッドを抜け出してバスローブを着た。



まだ信じられない昨日の蓮司。



あたしはシャワーを浴びながら水族館での蓮司を思い出してにやける。



ガチャっと音がして、ドアを見ると寝起きの蓮司が不機嫌そうに立ってた。



「おはよ♪」

「何1人でシャワーなんか浴びてんだよ。」

「一緒に浴びる?」

「当たり前。」



今日はいつもの蓮司だ。



昨日はあの後も優しくて、予約してあったホテルでその後の時間を過ごした。



全部が優しくて、あたしはそんな蓮司がまた好きになった。



なのにもう戻っちゃったみたいで、あたしにシャワーをかけてきたりしてる。



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