【完】君しかいらない
あぁっ……


あっくんがくれた時計が……。


腕時計の文字盤の、ちょうど12のところに大きな傷がついてしまった。


せっかくあっくんがプレゼントしてくれたのに……。


あたしが時間にルーズだからって言ってこれをくれたのに、早速傷付けちゃった……。


落ち込んで暗くなってると、奏太くんの声が聞こえてきた。






「……んだよ、ノリ悪~。痛がってんだからさ、もしかして急所叩いた!?とか焦んないと」


ケラケラ笑ってあたしの肩を叩いてくる。


でもあたしは……それどころじゃ、なかった。



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