【完】君しかいらない
「ううん、あたしが振り回したからいけないんだよ……」


「それにしても、渋い時計つけてんな?新しいの、俺が買ってやろっか」


「えっ!?そんなの、いいよ。とにかく、もういいから……」







――キーンコーン、カーンコーン。


そこで、チャイムが鳴った。


「……あぁっ!今日って全校集会だよね!?早く体育館行かなきゃ」


「え~、ダルい。愛梨ちゃんと話してた方が楽しーし」


奏太くんはそう言いながら、さりげにあたしの肩に腕をのせてくる。


「もうっ!あたしに触らないでっ。これ以上触ったら、嫌いになるから!」


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