【完】君しかいらない
「だったら…」


「ま…。一応、お前を信じてるから」


「え…」


「お前の親が帰ってきたら、勝手に帰ってていーから。ウチ、取るようなもんないし、カギも開けたままで大丈夫」


安元くんはそう言い残すと、また家を出て行った。







信じてるって言われただけなのに、何だか少し嬉しかった。


あたしのことバカにしてそうな安元くんが、あんなこと言うなんて、思わなかった。


なんか、くすぐったいよ…。


ヘンなの。




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