【完】君しかいらない
「そんな反応で、なんでそー思うわけ?」


「でもそのあとな。奏太が傷付いてないか、気にしてた。普通なら、笑い話で終わるところなのにさ。…そういうヤツがいたって思い出したとか」


「そっか…」


もしかしたら、俺のこと覚えてるかもしれないのか。


何か気恥ずかしい気持ちもあるけど、愛梨ちゃんの記憶に少しでも残ってるとしたら、やっぱ嬉しーな。


「まさかコンプレックスで金髪にしてるとかまではバラしてねーけどな 」


「ハハ、まぁどっちでもいーけど?」


そうなんだよな…。


ハーフだってことを気にしてた過去。


もうそれならいっそのこと、金髪にしてしまおーと思った。


俺を見ただけで逃げるヤツもいるし、今はこっちの方が何だか気楽。


いちいちハーフなのかってことも聞かれなくなったし、俺もこっちの方が似合ってる気がするから。






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