【完】君しかいらない
家とは違う、糊の効いたシーツに違和感を感じながらも、意識がだんだん遠のいていくのを感じる。






――カタッ。


頭元で、小さな音がした。


……?


目を開けると、目の前に愛梨ちゃんが。


いつもなら笑ったり驚いたりしそーなのに、愛梨ちゃんは俺を見て何の言葉も発せずに、ただ茫然と立ち尽くしていた。






あれ…。


夢か?


夢なら…何してもいーよな?





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