【完】君しかいらない
あっくんはもう何も言わなかったけど、あたしはできるだけ笑顔でいるように努めて、あっくんとお別れした。



「また…いつか、会おうね?」



って、言い残して…。












一人で7番街を歩いて、駅に向かう。


あたしは…


一度も振り返らなかった。


あっくんは…


あたしのこと、


一度は振り返ってくれたのかな…。






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