【完】君しかいらない
「あっ、レジの順番が来たから…」


「うん。じゃ、また」


「奏太くん、ありがとう。バイバイ」


「またなー」








…ま、俺の役目なんて、こんなもんか。


いいけどな…


自分で選んだ道だし。


気を取り直して、バイト先へと向かう。


俺のバイト先、自転車で15分走った先にある、国道沿いのガススタ。



なんかいい仕事ないかって周りに聞いてたら、たまたま先輩に紹介してもらった。


親からは、生活に必要な金を十分に渡されてるし、金が欲しいわけじゃない。


俊さんと話したときに…


俺って、なんにも持ってないんだって気付かされた。



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