【完】君しかいらない
「…あっ、そうだ。奏太くん、花火大会は?」


「花火?あぁ…今見てるよ。こっから見えてる」


さっき連続で上がったからか、今はポツポツとゆっくりペースで上がる花火。


「そうなんだ…よかったの?電話」


「あー…そーだな。もうそろそろ切るわ」


全然テンション上がんねー…。







「うん…。花火大会、楽しんで来てね」


「おうっ」


来年は、一緒に行こうな


って、言いたい。


それも、友達としてじゃなく…


俺の彼女として、


連れて行きたい。


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