運命に導かれて 番外編


「真っ赤。いつになったら慣れるんだかな。」



クスクスと喉奥から声を漏らすルカは
羽衣を抱き締める腕に力をこめると
急に真顔になって羽衣を見つめた。




「………ルカ?」




「なぁ。羽衣。俺いつか羽衣との子どもが
欲しい。だから痩せたらダメだからな。」




「ルカ………。」


予想だにしないルカの告白に
羽衣の涙腺が緩む。



「さて予行練習といきますか!」



「え?えっ?」




羽衣の戸惑う声はすぐに艶混じりになり
2人は深く沈んでいった。



 


< 18 / 19 >

この作品をシェア

pagetop