恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
私は紫苑の神田明美の取り調べに同席した。



「あ・・・セーラー服の刑事さん…おばさん、いくつなの?」



おばさんって・・・


私は金魚のように口をパクパクさせて、怒りで唇を震わせる。



「私はまだ、27歳よ!!」


「27歳??私から見ればおばさんじゃん」


「・・・」


「まぁまぁ…雑談はそれくらいして、取調べ…始めるよ」


紫苑は神田明美の前のパイプ椅子に座った。


私は部屋の隅のデスク付きの椅子に腰を下ろす。



「紫苑さんはホストかと思ってた…」


「ホスト?まぁ~少しだけ…水商売手伝っていたから…そう見えたのかな?」



「やっぱ、ホスト??」



「クラブの雇われオーナーだ」


紫苑は神田明美の取調べを行う所か交わす会話は雑談ばかり。


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