恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「…紫苑のヤツ…君が凄く気に入ったらしくて…」



借りた車を廃車にし、頬をぶん殴った私のどこがいいわけ?
単なる物好きか…それともMか…


「お断りします!左京警視監」


「…恋人は居ないと…竜崎警部から聞いたが…」


「え、あ…」
ボスも余計なコトを…



「息子の1年の警視庁勤務が終われば…その暁にはワシの権限で君の昇進と希望する部署に…異動させてあげてもいい」



警視監は思いっきり私の足元を見ていた。
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