これが恋だとするならば・・・
「2-3。行かないの?」


ミキちゃんが
最近そればかりで
シツコイ。


アイツと出会って、

もう3週間。



私と瀬名先輩は


あれからずっと


顔を合わせることが


なかった。



やっぱり≪惚れた≫なんて


冗談だったんだ。



分かっていたけれど、
空しいものだ。



「どうせアッチも忘れてるよ。」


私だって、
思い出したくもない。


自分にとっては



人生初の告白だったつーのに・・・。





そんな純情を瀬名先輩という、
変態天然王子が踏み潰したのだ。





「そうかなー?でも会いにいけばいいのに。」


「やだよ。メンドクサイし用もないもん。」


「えー。なんか、もったいなーい。


瀬名先輩、カッコいい上に、
いい人そうだったじゃん。


ちょっと天然はいってるけど・・・。」



「アレがちょっとォ!??

それをいうなら激オカシイんだって。
あそこまで天然いけば変態だよ!!」

< 45 / 85 >

この作品をシェア

pagetop