♪ニャンニャンニャーン♪

「とりあえず…俺だけの特別メニュー下さい。イチゴちゃん?」

「特別メニュー?」


そんなのあったっけ?っと首を傾ける壱子
そんな壱子の腕をそっと引く

一応、周りを気にしつつ
一瞬だけ壱子の唇に自分のソレを触れさせる


「っーー?!!」

「ごちそうさまでした」


いきなりの口付けに信じられないほど真っ赤になる壱子

そんな壱子に更に笑って続ける


「続きは…後でね?」

「…ばかぁ」


壱子とそんなやり取りをしていると、閉店を知らせる店長の声が聞こえた


「待ってるよ」

「ん」


短く俺に返事を返して壱子はバックヤードに消えていった
可愛らしい尻尾を揺らしながら


今日、2月22日は予期せぬ壱子の可愛い姿が見れた
そんな、"にゃんにゃんにゃんフェア"に感謝

そして、無理矢理だけどココに招いてくれた店長
ありがとう

でも、来年は壱子にあんな格好させません

壱子は俺の大切な女の子
俺以外の男にあんな姿見せたくないから

壱子の可愛い姿は俺だけのために…






END 双葉×壱子

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