キミがスキだ
.


「なる?」


「…あ、ごめん」


「ぼーっとしてたね」


「…思い、出してた」


「んっ?」


「…小学校の頃」


「そっか!」


自分のことに精一杯で、

紗羅の笑顔をずっと見てないことも


気付いてなかった


「…笑ってろよ」


紗羅が好きだっていうんなら、


自分ばっかり可愛がってないで

正直に言えるようになるから


「うんっ!」


紗羅の笑顔をずっと、

俺が守れますように





紗羅が好きな人の元に行くまで

俺は守り続ける。



.
< 33 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop