王女と王子
「その噂は………お、女を取っ替え引っ替えしてるっていう……」
「ふざけないで!」


王女は少女の頬を叩きます。



「彼が…カイトがそんなことするはずないじゃない!」


そう言う王女に、少女は負けじと言います。



「本当なんです!獲物を見つけたら…優しくて紳士なフリで相手をおとすんです!」


「そんな……」



王女は信じられませんでした。


「現に私…………カイト王子に好きだって言われたんですよ…」

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