桜の記憶 短編
もう一度空を仰げば幕末と同じような晴天。

嗚呼、総司があの日、私にいった言葉の今は意味が少しならわかるような気がする。

・・・・忘れない。

あの時代をあなたとあなたたちと駆けることができたことを。

共に笑い、共に泣き、共に戦ったことを。

大丈夫。耳を澄ませばあなたたちの声を聴くことができる。

そして、ありがとう。

あなたが、総司がくれた愛は私にとっての一生の思い出。

「また来るから!!みんな待っててね!!」

涙を流したまま笑顔で精いっぱい叫ぶ。

来年もまたこよう。

桜が咲く季節に。

私は、あなたちに出会えて、あなたと恋に落ちて幸せでした。







~fin~
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