音コイ
ピンポーン...



かなりドアの間隔の広い廊下で
インターホンを押すと
若い男の人がドアを開け出てきた。


「瀬納さんですか?
家政婦のまだ...」


私が挨拶しようとすると
また最後まで聞かずに
家の中に入っていく。


...やっぱヤな感じかも.....



だけどまぁ雇い主だし。


これぐらい耐えないと
すぐにクビになっちゃうよ。


そう思い直し中に入ると
瀬納さんはソファーに座ってた。


「あの、私は何したら...」



そう訪ねると
瀬納さんに封筒を差し出されて。


見るときれいな字で
[よく読むこと。]って書いてある。


「全部書いた」


封筒を受けとると
一言そう言って
彼は別の部屋に行っちゃった。



....一回も私、
自己紹介できてないんだけど....


そう思いながらも
取り敢えず私はもらったものを
読むことにした。




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