新撰組蝶乱
土方の顔には、知らぬまに笑みが浮かんでいて。
けれどもどうにも、本人はきづいていないようだった。
…と。
「…なにやっておるんだ?不知火くん…と、トシ!?」
ひょっこりと道場の入口に顔を出したのは、近藤で。
「え?は…トシ?」
見たこともない土方の表情に、近藤の顔は驚きの色一色になる。
「…っ近藤さん!」
「あ、お早うございます局長殿。」
それを見て、同じく驚き軽くうろたえた土方と、恭しくお辞儀をする蝶。