Quiet man

___ああ、とうとう乗ったな。

新幹線なんて何時振りやろ?


あたしは

荷物を上げながら実感する。


席に座ると真っピンクの

新しい携帯電話を取り出し、

電源を切った。


見渡せば平日やと云うのに

結構な込み具合。


それにちょっとアタシ、

場違いかも。

チャラチャラと"エゴイスト"

着て座ってる女はあたしぐらい。


完全なる普段着やし!


周りは

定番なスーツ着た人ばっか・・ん。

待て待て。


服装で云うなら、いるいる。

ドン・○西の店で買った様な服・・、


いや、多分そうに違いない。

その男は目の前に居た。


物憂げに・・窓の外を見つめてる。


そう、隣。


あたしの隣には先に、

地味なんだか

派手なんだか解らん男が座ってる。


髪は茶色で

ホスト崩れみたいなカンジ。

知り合いのホストの方が

まだ愛想ある。


横顔を見る限り、

トンがった感じの

近寄りニクそーなタイプ。




< 7 / 254 >

この作品をシェア

pagetop