幼馴染 ~友達以上、恋人未満~
こんな時、怜の顔が浮かぶ
電話してみよ…
-怜side-
『さぁ、帰るか』
門を出た所で
プルルル、プルルル
優奈だ
アイツ、隆二と一緒ぢゃないのか…?
『もしもし優奈?
『ヒック…』
聞こえてくるのは優奈の泣き声
『おい、優奈、どこにいるんだ?』
『ッ…公園…』
『わかった、今すぐ行くから待ってろ』
『…ッうん』
俺は全速力で走って公園へ行った
公園には、ベンチに優奈が座っていた
『優奈!』
『怜…』
『何があったんだよ』
『ヒック…ッッヒック』
俺は優奈を抱きしめた。