“俺の女”




…………………………

……………………

………………

…………

……出ない。



やっぱり忙しいんだね


電話を切り
ベッドに潜り込む



あたしはそのまま眠りについた





♪〜♪〜♪〜



朝、携帯の音楽で目が覚め
まだ半寝状態で携帯を握る


電話…?



「もしもし…」


<おはよ。>


「…‥!!!」


電話の声で一気に目が覚め
慌てて画面を見る



ヒロさん。



「ひひひ‥ヒロさん?!」


<‥なに驚いてんの?
早く準備して出てきて>


「え?!なに?準備‥?」


<早くしろよ。じゃあな>


「え…‥」



さっぱり?な会話‥


準備して出てこいって
どういうこと?


携帯で時間を見ると
朝の8時過ぎ


早いな…



っていうか
今ごろ連絡きたし


……出てこい……?



窓から外を見た



「え‥なんでッッッ?!」



家の前には
ヒロさんの車が置いてあって
外にヒロさんが立っていた


「お前早く着替えろ!!!」


あたしに気付いたヒロさんは
こっちに叫んだ


こんなの初めてだ



やっぱり覚えてくれてたんだね



急いで準備をして
下に降りた





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