君だけを、いつも
半年前


「う…うわ!」
落ちる!やばい!

駅の階段で
俺死ぬのだろうか?

ドス

『気を付けて』

「……ありがとう」

『愛琉!わざと触っただろ?』

『仕方ないよー落ちるよりましじゃんか』
『後で覚えとけよ』

俺は心配になって
追いかけたんだ。
そうしたら
案の定倒れてたよね、



『だいじょう…』
愛琉ちゃんは腕を伸ばした。

「来ちゃ、だめ」

奴が傍にいるんだろう。


「ありがとう」


そう言って
歩いて行ってしまった。
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